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04/20(Sat) 00:52
外国為替証拠金取引の基礎知識 − 投資の杜

外国為替証拠金(保証金)取引(FX)とは?
外国為替証拠金取引は「FX」(Foregin Exchange)といわれるものです。1998年外為法が改正され「外国為替証拠金取引」という投資が生まれました。当初は規制がなかったため問題となることもままありましたが、2005年7月の金融先物取引法の改正により業者の登録制、顧客資産の分別管理などの法規制整備・強化で、投資家保護が図られました。

特徴
外国為替証拠金取引は、少ない保証金でその十数倍の外国為替を売買し、その外国為替を決済したときの為替レートの差や金利(スワップポイント)などで利益を得る取引です。短期的な為替差益狙いや、スワップ金利による外貨預金以上の効果を得ることできる中長期的な資産運用手段として注目を浴びています。

  1. 少ない証拠金(保証金)で大きな金額(十数倍)の取引が行える(レバレッジ効果)
  2. 為替市場は24時間機能してるので好きなときに取引を行うことができる
  3. 円安でも円高でも利益を上げられる可能性がある
  4. 取引の手数料が安い〜1ドルにつき片道5−20銭(外貨預金の1/10程度)
  5. 「スワップ金利」(金利の高い通貨を買った場合につく金利の一種)の金利差で収益を上げることが可能
注意点
下記リスクを十分に認識し、資金も範囲内でかつ判断は自分で行うなどの自己管理が重要です。損失を最小限に抑える「ロスカット」などリスクの軽減にも留意します
  1. レバレッジ効果はプラスにも大きく働きますが、マイナスにも大きく働くハイリスク・ハイリターンであること
  2. 元本保証はないので元手の投資資金が大きく減る可能性もあります
  3. スワップ金利は、金利の高い通貨を売った場合は金利分の損失を逆に払わなければなりません
外国為替証拠金取引の基本的なルール
項目説明
レバレッジ効果少ない資金で大きな取引ができます。実際には10〜200倍のポジションを持つことができます
取引単位1万通貨単位から取り引きが可能です。中には1,000通貨単位からできる会社もあります
決済期限一度持ったポジションは、クローズするまで断続して持つことが可能です
24時間取引可能世界の外為市場が開いている時間は、日本が休日であっても為替取引が可能です
売りも買いも可能円高と思えばドルを買い、円安と思えばドルを売る、自分に合った投資スタンスで取引が可能
外貨の受渡し銀行に比べて安い手数料で自分の外貨口座に入金することが可能です

外貨運用比較
外貨運用には、外貨預金と外貨MMF、外国為替証拠金取引の3つがあります。国内の銀行で外貨建てで預金する「外貨預金」、投資信託の1つ「外貨MMF」、高収益が期待できる「外国為替証拠金取引」です。

比較項目外国為替証拠金取引外貨預金外貨MMF
特徴手数料が安く、高い収益を上げることも可能気軽に取引できるが、低金利手数料が比較的安めで、利回りも外貨預金に比べ高い
取扱い窓口証券会社、為替取引専業会社銀行証券会社、銀行
取扱い通貨ドル、ユーロ、豪ドル、NZドル、ポンド、カナダドル、スイスフランドル、ユーロ、豪ドル、NZドル、ポンドドル、ユーロ、豪ドル
売買の種類円売り外貨買い
円買い外貨売り
外貨売り外貨買い
円売り外貨買い円売り外貨買い
必要金額1万通貨単位〜定期は10万〜100万の預入れ最低1通貨単位〜
取引可能額保証金の10倍程度投資金額と同額投資金額と同額
為替手数料平均1ドルにつき片道5〜20銭平均1ドルにつき片道2円平均1ドルにつき片道50銭
為替レートの更新頻度リアルタイム1日1回〜数回1日数回
取引時間24時間営業時間内営業時間内
預金期間無期限無期限(定期は1ヶ月〜1年など)無期限
利益利息スワップポイント(日々発生)年利(利回り、数ヶ月ごとに計算)収益分配金(解約時に発生)
為替差益あり(円安時・円高時)あり(円安時)あり(円安時)
税金利息雑所得源泉分離課税源泉分離課税
為替差益雑所得雑所得非課税
換金性いつでも可能定期は中途解約不可or違約金いつでも可能
リスク為替リスク、信用リスク為替リスク為替リスク
評価売買レートの差(スプレッド)が非常に少ないため、相場に変動がない時に売買しても外貨預金ほど損をしない現地通貨に替えるレート(TTS)と日本円に戻すレート(TTB)の差が大きく、この差を金利が埋めるまでに時間がかかる長期的に保有すれば利益も期待できるが、短期での取引ではそれほど利益は見込めない

外国為替市場 〜東京、ロンドン、ニューヨーク市場:世界の3大マーケット
月曜の朝7時(英22時,米17時)から土曜日の朝7時までが外国為替市場の取引時間です。この間、16時(英7時,米2時)頃からヨーロッパの投資家が市場に参加し、その後21時(英12時,米7時)頃からはアメリカの投資家が市場に参加するというようにグルグルと周っています。

  1. 外為市場の1日は、まだ私たちが寝ている午前5時にニュージーランドのウェリントン市場で始まります
  2. それから1時間後にオーストラリアのシドニー市場が開き、その後東京市場にバトンタッチされ、マーケットの中心はアジア市場に移行します
  3. アジア市場は、東京、香港、シンガポール(それぞれ東京より1時間遅れで始まる)で形成され、特にドル/円の取引高はこの時間帯に集中し、流動性が高まります(取引量が大きい)
  4. その後、ヨーロッパ、ユーロ圏を中心とするロンドン市場に移ります。このマーケットではユーロが中心に取引され、外為市場として最も流動性が高くなります
  5. そして、ロンドンの昼ごろにニューヨーク市場が開き為替が大きく変動する時間帯となります。ニューヨークタイムには米国の経済指標や要人発言などのニュースが頻繁に出るため相場が大きく動きます
  6. そしてニューヨークから再びウェリントンへ。外為市場は24時間、常にどこかで取引されている眠らないマーケットです
市場(日本時間)説明
ウェリントン・
シドニー市場
 (7:00〜14:00)
  • 世界で一番早く開くマーケット。東京を含めたアジアのマーケットにつなぐ重要な役割を担っています
  • 金曜日の夜にニューヨーク市場が引けた後に取引がないため、世界で最初に開くウェリントン市場がどのような動向かが注目されます
  • ただ、参加者が少ないため流動性が低く(取引量が少ない)、活発な取引は行われていません
  • 東京市場
     (9:00〜17:00)
  • 東京市場は世界の3大マーケットの一つです。この時間になると参加者が増え、流動性も確保されるため、ドル/円を中心にアジア通貨など活発な取引が行われます
  • 特に、仲値が決まる時間帯(午前9時55分)を中心に取引が集中します。仲値とは輸出入企業の為替予約や個人の両替に用いるレートで重要な役割を果たしています
  • ロンドン市場
     (18:00〜2:00)
  • ロンドン市場は世界の3大マーケットをつなぐ重要なマーケットです。午前中は東京市場と取引が行われ、午後に入るとニューヨーク市場が参加してくるため、ユーロを中心に、ユーロ/ドル、ユーロ/スイス、ユーロ/円、ユーロ/ポンド、ポンド/ドルなどのクロスを中心に複数の通貨の取引が活発に行われます
  • また、米国の重要な経済指標が発表される時間帯であるため、ロンドンタイムは始まってから終わるまで活発な取引が行われ、世界一の取引高を誇ります
  • ニューヨーク市場
     (23:00〜7:00)
  • ニューヨーク市場はロンドン市場に次いで世界第2位の取引高があり、母国通貨であるドルを中心とした取引が行われています
  • 午前中はロンドン市場とも重なり活発な取引が行われますが、ロンドン市場が終わると参加者が少なくなる上、ニューヨークタイムの午後5時をもって決済日が替わるので取引を控える傾向となり極端に取引高が減ります
  • (注1)市場オープン時間:東京、ロンドン、ニューヨークとも現地時間9:00〜17:00
    (注2)サマータイムの日本時間はロンドン(17:00〜1:00)、ニューヨーク(22:00〜6:00)

    相場が動意づく時間帯
    為替相場の動向を見る上で、注意したい時間帯というものがあります。東京時間10時と24-25時(夏時間25-26時)は大口の取引が出やすいため、相場が大きく動き易い時間帯となります。

    1. 東京仲値(東京10時=LDN1時=NY20時)
      仲値(なかね)とは、朝10時のインターバンク市場(銀行間の取引相場)の水準をもとに決める銀行の対顧客取引レートのことです。特に5の倍数の日はゴトウ日と呼ばれ、企業など大口の決済が多いため、大きく動きやすい。

    2. ロンドンフィキシング(東京25時=LDN16時=NY11時)
      ロンドンフィキシング(London Fixing)とは、東京外為市場午前10時の仲値のような、ロンドン市場16時(夏時間17時)のフィキシングのことです。大口の顧客取引が出やすいため、大きく動きやすい。

    3. ニューヨークオプションカット(東京24時=LDN15時=NY10時)
      NY市場の10時(夏時間11時)。ニューヨークカットのオプションがあるため東京市場での仲値公示時間のように相場の動意が見られやすい。

    シカゴIMM市場 〜通貨先物マーケット  シカゴIMM通貨先物取組高報告
    IMM(International Monetary Market)とは、シカゴマーカンタイル取引所(CME)にある国際通貨先物市場のことです。海外投機筋の売買動向を映すとされ、非商業(投機筋)ポジションの変化によって、為替相場の潮目、流れの変わり目を掴む目的などで注目されています。
    1. IMMポジションがマーケット全体の縮図を表していて、投機筋が相場に対して強気の姿勢なのか
       弱気に傾いているのかを推測できる
    2. さらに重要なのはポジションの偏りが大きく膨らむとそのポジションを手仕舞うときに市場に大きな
       インパクトを与える点です
    • CFTC(全米先物取引委員会)は、取引所に未決済ポジションの公表を義務付けています。取引所は毎週火曜日の取引終了後(現地時間)の未決済ポジションをCFTCに報告し、CFTCはそれを集計して当該週の金曜日の取引終了後(現地時間)に公表しています。報告と公表に時間のずれがあることに注意が必要です。

    • 円(USD/JPY)、ユーロ(EUR/USD)、豪ドル(AUD/USD)、加ドル(USD/CAD)、スイスフラン(USD/CHF)、英ポンド(GBP/USD)、NZドル(NZD/USD)について、未決済ポジションが発表されます。未決済ポジションの中には、商業ポジションと非商業(投機筋)のポジションがあり、非商業ポジションは、投機筋の動向を見るために注目されています。
      ※コントラクト(枚)とは、取引の最小単位で、円の場合、1コントラクト=1250万円です。

    • 先物取引では、未決済ポジションはいずれ反対売買によって手仕舞われることとなるため、「買い越し」(ロング)ポジションが過剰になると相場が天井を示し下落に、「売り越し」(ショート)ポジションが過剰になると相場が底を打って上昇につながると見られています。

      米ドル/円の場合では、ポジションが円ロング(円買い)に偏ると米ドル/円の底を示し上昇(=円安)に、円ショート(円売り)の場合は米ドル/円の天井を示し下落(=円高)につながる可能性が高いことを意味しています。

    • 大口のファンドなど市場への影響力が大きい参加者は自らのポジションが公開されることを避けるため、通貨先物を利用していないとの話もあり、必ずしも投機筋のポジション動向が相場に反映されない場合があります。
    経済統計を読みこなそう

    なぜ為替は変動するの?

    1. 実需による需給関係 〜需要と供給のバランスが崩れると通貨の価格が変動します
    2. ファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)要因 〜金利政策(日銀政策、FOMC)、経済成長率(GDP)、国際収支(貿易収支)、雇用統計(非農業部門雇用者数、失業率)、物価(生産者物価、消費者物価)
    3. テクニカル要因 〜外為市場でもチャートを分析して相場を予想するディーラーが増えてきたため、相場を動かす要因となっています
    4. その他の要因 〜通貨介入(過度の円高・円安や相場の乱高下の防止)、長期国債格付け(国の通信簿的役割)、株価(外人投資家の株売買に伴う円買い・売り)、政治の安定性、戦争・テロなど
    米経済指標
    統計名発表元統計期間時期為替変動要因
    GDP成長率商務省4半期毎月下旬GDP成長率上昇→ドル高
    GDP成長率低下→ドル安
    設備投資調査商務省4半期該当4半期の最終月設備投資指標が上昇→ドル高
    設備投資指標が下落→ドル安
    ベージュ・ブック
    (政策金利)
    FRB年8回開催の
    FOMCの13日前
    金利が上昇→ドル高
    金利が下落→ドル安
    ISM指数
    (景気指標)
    全米購買部協会月次毎月第1営業日指数が50を上回る→ドル高
    指数が50を下回る→ドル安
    雇用統計労働省月次毎月第1週金曜日非農業部門雇用者数増加→ドル高
    非農業部門雇用者数減少→ドル安
    小売売上高商務省月次毎月第2週小売売上高が上昇→ドル高
    小売売上高が下落→ドル安
    鉱工業生産指数FRB月次毎月中旬鉱工業生産指数が上昇→ドル高
    鉱工業生産指数が下落→ドル安
    消費者物価指数
    (CPI)
    労働省月次毎月中旬CPIが上昇→ドル高
    CPIが下落→ドル安
    貿易収支商務省月次毎月中旬貿易収支が縮小→ドル高
    貿易収支が拡大→ドル安
    住宅着工件数商務省月次毎月第3週住宅着工件数上昇→ドル高
    住宅着工件数下落→ドル安

    ユーロ圏経済指標
    統計名発表元統計期間時期為替変動要因
    IFO景況指数ドイツIFO経済研究所月次毎月中旬IFO景況指数が上昇→ユーロ高
    IFO景況指数が低下→ユーロ安

    国内経済指標
    統計名発表元頻度内容ワンポイント
    経済・物価情勢の展望
    (=日銀展望レポート)
    日銀半期中期的な経済・物価情勢の見通しを示す。
    発表は4、10月の年2回
    日銀の金融政策運営の判断材料
    国内総生産
    (=GDP)
    内閣府4半期国内の経済活動で生み出された付加価値の
    統計。4半期速報の発表は2、5、8、11月
    経済統計の”スター”。たくさんの統計を合体してつくる
    法人企業統計財務省企業の売上高、損益などをサンプル調査。
    4半期別調査の発表は3、6、9、12月
    最大級の企業アンケート、日銀短観やGDP統計の基礎資料
    企業短期経済観測
    調査(=日銀短観)
    日銀全国1万社強の民間企業を対象にした景気
    アンケート調査。発表は4、7、10、12月
    景気アンケートの決定版
    消費者物価指数
    (=CPI)
    総務省毎月消費者がよく買うモノ・サービスの価格の動き
    を指数に
    いま最も注目されている指標の一つ
    景気ウオッチャー調査内閣府タクシー運転手やコンビニ店長らが景気を分
    析・評価
    現場の生の声がふんだんに
    鉱工業生産指数経産省鉱工業の生産量を指数に発表のタイミングが早いのでエコノミストも重視
    貿易統計財務省モノの輸出入の量や額を集計かっては日米、今は日中も注目
    機械受注統計内閣府全国280の機械製造業者の受注額を集計6-9ヵ月先の設備投資が分かる
    毎月勤労統計厚労省主要産業の労働者数、労働時間などを調査残業時間は景気と連動
    労働力調査総務省失業者数や失業率などを調査失業者数も景気と連動
    商業販売統計経産省百貨店、スーパーなどの売り上げを集計個人消費の動きを示す
    家計調査総務省約8000世帯の家計をサンプル調査サラリーマン世帯の実像が分かる

    各国通貨の特徴
    外国為替証拠金取引をする上で一番悩むのが通貨の選択です。各社とも基本的な通貨ペア、ドル/円、ユーロ/ドル、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円、NZドル/円などは取り扱っていますので、特徴を捉えることができない通貨や情報入手が困難な通貨を持つよりも、主要通貨を中心に、自分で把握できる通貨を選び取引するのがいいと思います。

    通貨の分類

    分類特徴対象通貨
    主要通貨先進国通貨、取引量が多い、投資に向いている米ドル、ユーロ、円、ポンド、スイスフラン、豪ドル、カナダドル
    準主要通貨先進国通貨、取引量やや多い(NZドルは豪ドルの1/7位)NZドル、ノルウェークローネ、スウェーデンクローネなど
    エマージング
    通貨
    新興(エマージング)諸国通貨、取引量少、投資可だが注意が必要南アフリカランド、BRICs諸国(ブラジルレアル、ロシアルーブル、インドルピー、中国人民元)、東欧、中南米、東南アジアなど
    コモディティー
    通貨
    資源などの市況商品(コモディティー)の輸出国通貨、商品相場と連動しやすい豪ドル、カナダドル、南アフリカランド、ノルウェークローネ、ロシアルーブルなど
    避難通貨戦争や紛争が起これば、そのときに最も安全だと思われる通貨スイスフランなど
    高金利通貨金利の高い通貨は買われる傾向があるが、異常に高い金利には注意が必要豪ドル、NZドル、ポンド、ハンガリーフォリント、南アフリカランド、メキシコペソ

    主要通貨の特徴

    取引量通貨特徴
    1米ドル
  • アメリカの財政や軍事などの出来事を中心に値動きする
    ・アメリカの経済政策(FOMC:金利上昇→ドル買い→ドル上昇)
    ・アメリカの経済指標(GDP:伸び率高い→好景気→消費の拡大→ドル上昇)
            (貿易収支:貿易赤字拡大→ドル下落)
            (雇用統計:失業率上昇→景気後退→金融緩和→金利低下→ドル下落)
            ※雇用者数:+15万人が雇用回復の目安、失業率:5%がインフレ懸念の分岐点
    ・アメリカの株式市場(低迷→ドル下落)
    ・原油価格の動向(原油高騰→株価低迷→ドル下落)
    ・イラク情勢・テロ関連(軍事費増→財政赤字増→ドル下落)
  • 金価格と逆相関の相場を描くことが多い
  • 為替差益+スワップ金利狙いの両方とも狙いやすい通貨
  • 2ユーロ
  • ドルに次ぐ取引量、ドル、円に大きく影響を受けて値動きをする
  • 同じ円安でも、ドル買、円売どちらの値動きで動いているかの見極めが必要
  • 各国の経済状況はまちまちなため、為替変動要因が掴み難い通貨でもある
  • ドル安の際の逃避通貨として利用されやすい
  • 3
  • 円は東京市場での取引が圧倒的に多いのが特徴
  • 米国経済の影響を受けやすいため、米国の金利などにたいして敏感に反応
  • 4ポンド
  • ユーロと似たような動きをするが、流動性が低いため値動きが激しい
  • 高金利で短期での値動きが大きいため、プロの投資家に人気がある
  • 為替差益狙いで、スワップ金利もという人向きだが投機的な面も
  • 5スイスフラン
  • 政治的中立性から、伝統的に安全な通貨として広く認知されている
  • 戦争などの有事が発生すると、安全な避難先通貨としてよく買われる
  • 6豪ドル
    NZドル
  • 豪ドルは、ドル、ユーロ、円、ポンド、スイスフランの次に取引の多い通貨
  • 高金利通貨として有名、ほかの通貨との連動性が低いため値動きが少ない
  • ただし流動性が低いため、値動きが荒いときもある
  • 金価格と連動している面もあり、米ドルと逆相関の値動きをすることも多い
  • スワップ金利狙い向き
  • 7カナダドル
  • アメリカとの関連が深い通貨、値動きは穏やか
  • 豪ドルほどではないが高金利
  • (注)ユーロ加盟国(2006年現在25ヵ国):内アイルランド、フィンランド、ポルトガル、イタリア、ドイツ、オランダ、スペイン、オーストリア、ルクセンブルク、フランス、ベルギー、ギリシャ の12ヵ国がユーロ通貨を導入。イギリス、スウェーデン、デンマークおよび2004年度加盟国(10ヵ国)は導入していない。(ノルウェーは1994年国民投票でEU加盟を拒否、デンマークは2000年9月に国民投票でユーロ通貨導入を拒否)

    主要通貨の政策金利

    年月日本米国ユーロ英国豪州NZスイスカナダ南ア
    2007/9  4.005.756.508.252.754.5010.00
    80.505.254.005.756.508.252.504.5010.00
    70.505.254.005.756.258.252.504.509.50
    60.505.254.005.506.258.002.504.259.50
    50.505.253.755.506.257.752.254.259.00
    40.505.253.755.256.257.752.254.259.00
    30.505.253.755.256.257.502.254.259.00
    20.505.253.505.256.257.252.004.259.00
    10.255.253.505.256.257.252.004.259.00
    2006/120.255.253.505.006.257.252.004.259.00
    110.255.253.255.006.257.251.754.258.50
    100.255.253.254.756.007.251.754.258.50
    90.255.253.004.756.007.251.754.258.00
    80.255.253.004.756.007.251.504.258.00
    70.255.252.754.505.757.251.504.257.50
    60.005.252.754.505.757.251.504.257.50
    50.005.002.504.505.757.251.254.257.00
    40.004.752.504.505.507.251.254.007.00
    30.004.752.504.505.507.251.253.757.00
    20.004.502.254.505.507.251.003.507.00
    10.004.252.254.505.507.251.003.507.00
    2005/120.004.252.254.505.507.251.003.257.00
    110.004.002.004.505.507.000.753.007.00
    100.003.752.004.505.507.000.753.007.00
    90.003.752.004.505.506.750.752.757.00
    80.003.502.004.505.506.750.752.507.00
    70.003.252.004.755.506.750.752.507.00
    60.003.002.004.755.506.750.752.507.00
    50.003.002.004.755.506.750.752.507.00
    40.002.752.004.755.506.750.752.507.00
    30.002.752.004.755.506.750.752.507.50
    20.002.502.004.755.256.500.752.507.50

    主要国の長期国債格付け(2006年1月現在)
    各国の政府が発行したり保証したりしている債券(ソブリン債)である長期国債の格付けは、その国の通信簿的な役割を持ちます。発展途上国や政情不安定国などカントリーリスクの高い国に投資する場合には、その国が政治的・経済的要因からデフォルト(債務不履行)に陥る危険性をもってます。格付けはその国の信頼度、安定度をはかる目安で、投資適格ラインはBBB-/Baa3以上です。

    格付けS&P(米国)AAAムーディーズ(米国)Aaaフィッチ(欧州系)AAA
    AAAAaa米、英、スイス、豪、カナダ、
    NZ、ノルウェー、スウェーデン、
    シンガポール
    米、英、スイス、豪、カナダ、
    NZ、ノルウェー、スウェーデン、
    シンガポール
    米、英、スイス、豪、カナダ、
    NZ、ノルウェー、スウェーデン、
    シンガポール
    AA+Aa1  香港
    AAAa2  台湾、韓国
    AA-Aa3日本、香港、台湾香港、台湾日本
    A+A1韓国、南アフリカハンガリー中国
    AA2タイ、メキシコ日本、中国、南アフリカタイ、南アフリカ
    A-A3中国、ハンガリー韓国ハンガリー
    BBB+Baa1ロシアタイ、メキシコメキシコ
    BBBBaa2 ロシアロシア
    BBB-Baa3   
    BB+Ba1インド インド
    BBBa2ブラジルインド 
    BB-Ba3 ブラジルブラジル


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